記者会見の質問
- 2019.03.25
- 今日のトピック

今日は、昨日に続きイチロー選手引退記者会見を見ていて感じた質問についてです。
最近の記者会見を見ていると、台本通りの質問しかしない記者会見は以前に比べ少なくなったと思います。
そのせいか、質問の質のレベルの違いがかなりある印象を受けます。
特に誰のための質問なのか?と思うような質問については、その人の人柄を疑ってしまうような時もあります。
大勢の記者がいる中で、質問される側に刺さるものになるようにというよりも、自分が目立つための質問というのがそれです。
それは、誰の目から見てもわかりますし、質問される側が一番不愉快に思うものだと思います。
今回、「そこを深堀してどうする?」
というような質問がいくつもあり、そのたびにイチロー選手にばっさり切り捨てられていて、見ている側としてはとても小気味よかったところがありました。
池上彰さんのように、気持ちよく話させて、誰もが聞きたい質問をし、時には斬りこんでいく、その領域になるには、かなりの経験が必要だと思いますが、そのくらいの質問をしてほしいです。
質問は日ごろから人間観察をして、
気持ちよく話してもらうためにはどうするか?
本音に近い話をしてもらうためにはどうするか?
深い質問をするには、どう聞いたらよいか?
誘導する質問になっていないか?
ということを考えて、その方にあった質問を投げかけてほしいと思います。
またどこかの記者会見で、質問のレベルが低すぎ!と思わせることのないことを祈ります。
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